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仕事のキャンセルが相次いでいる。

ご配慮いただいているイベント主催者が多く、感謝申し上げます。

さて、先日23日はイベントがキャンセルになって
急に時間が空いたので映画を2本観てきました。

1917とスキャンダル。

どちらもアカデミー賞に関わっていてとてもいい作品でした。

スキャンダルはアメリカの大手TV局 FOX社でのセクハラについて描いたもの。

これまで、マスコミの世界は女性が女性らしくあることが求められていたと感じている
特に80年代・・
その中で、必然、映画に描かれたようなことはあったであろうと察しがつく。
私自身もまがいなりにもこれまで休むことなくメディアに出てきているのだけれど
やはり、TVとなると女性らしさ、日本ではかわいらしさのようなものを求められ、
意識していたと思う。

スキャンダルでの登場人物も、自分のキャリアの為に
「女性としての魅力、セクシーさ」をPRし、
結果、セクハラを受け傷つくわけだけれど、
拒否するか、受け入れるかの違いはあれど、
多かれ少なかれ、危ない局面はこの世界で仕事をしてくればあることではなかろうか。

とにかく、私自身が現実に見聞きしてきたマスコミの世界が舞台であり、
なかなか面白い映画で興味をそらすことなく見ることができた。

かわって1917は、戦火の中、特命を得て、全うするまでの2人の兵士の実話が描かれている。
とにかく、特命を全うするため、敵陣に乗り込んでいくのだから、最後まで見る側にも
緊張感を強いる映画であった。
また、音楽がその緊張感をさらに高め、私は終始ときどきして体力を消耗した。

この映画の中で特に印象に残ったのは 敵であるドイツ兵が戦闘機が燃え落下した際、
2人の英兵がドイツ兵パイロットを助け出し、
英兵の一人が助けたドイツ兵に刺殺されてしまうシーン。

命を助けて、殺されるとは。。。人間が戦うことの愚かさを思ったシーンであった。

その後、切られて顔が青ざめ死んでいく英兵。
その顔色がリアルで忘れられない。

結局、命からがら特命を全うした残された一人の英兵。
逃げたり、殺したり、撃たれたり、流されたり・・・・
ああああ、こうやって多くの人がこれまで死んでいったのだろうと思うと
平和の中で日々暮らしていけることの有難さを感じたじかんであった。

この二本、とにかくお勧めです。ぜひごらんくださいませ。。